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2006年12月29日 (金)

蔵宗兵衛(くらそうべい)のお話

笹目宗兵衛商店さんのお話 12

 笹目宗兵衛商店は、日本酒の蔵元さん。大きなタンクや、昔ながらの白壁の建物があり、ちょっとした展示コーナーでは年評や解説、昔の道具を見ることができます。

もちろんお酒やお土産品を買うことができる店舗もあります。まりもままのおすすめは「笠間の地酒」。ぐっとくる、日本酒らしい味わい。お値段も手ごろでいい感じ。店舗には小さなコップが置いてあり、吟醸酒も純米酒も試飲できます。うい~、ぐびぐびぐび。(なんてうそ。そんなに飲みませんよ~笑)

 例の天才ヴァイオリニスト、天満敦子さんのお酒を買うこともできます。松緑の酒粕で漬け込んだ漬物や茨城のお土産もあります。さらに食事や喫茶が楽しめる茶寮「蔵人」があり、大きな駐車場もあるので、観光客にとっても地元の人にとっても立ち寄りやすい蔵かもしれません。

でも、笹目宗兵衛商店には、もうひとつ大きな特徴があります。それは「蔵宗兵衛」の存在。松みどりの茂るお庭には、二百数十年前に建ったという美しい建物があって、そこには金銀財宝がザクザク・・・

じゃなかった、美しい和布や小物、装飾品があるんです~。大きな角材を使った敷居を通りぬけるとそこは別世界。と、いうと言いすぎかもしれませんが、本当に美しい品物がこまごまと沢山並んでいます。

昔の漆器、陶器、お盆や鉢や小皿や、紐や髪飾りやお人形、色とりどりのガラス玉。それに昔の着物生地を使った洋服も。観光地によくある縮緬を使っただけの粗雑な物ではありませんよ~。たおやかな感じ優雅なデザインのもの、現代性を感じさせるモダンな柄、ゆったりと体を包むラインや、シャープなラインのもの。さまざまなタイプの洋服がたくさんあります。

それに見合ったとも布のバックまであるの。パーティにはこれ、普段お買い物に行くにはこれ。あれこれ欲しくなっちゃいました。

これはスゴイ高レベルだなーと思って見ていると・・・時代布を使った小さな和布のポーチ発見。昔のものとは思えないような鮮やかな紫の地に、何かの文様が斜めに流れるように入った美しい絹製品です。それに似合う華奢な深緑の細紐がついています。おおおお。感激。さっそくフランス在住のお友達へのプレゼント用に買いました。

失礼ながら、なんで茨城県のここに、こんなお洒落な物が売っているの?(青山や赤坂で探してもなかなか気に入るものは見つからないのに!)と思い、お聞きしてみると・・・この店は、活躍中の人形作家、青木昌子さんのプロデュースで開業したのだそうです。

 蔵宗兵衛のHP内には彼女の作品集がありますが、独特の雰囲気があり、人形たちはため息が出るほど綺麗。どうりで。現役作家の美意識で作られたこだわりのお店だったのですね。

近くにあるガラス工房で作られているガラス玉を使った作品もたくさんあります。ペンダント、ネックレス、腕輪、リングにブローチ。ガラス特有の透明感を生かしたものだけではなく、金箔を使ったゴージャスな感じのもの、陶器のような質感のもの。さまざまな宝飾品が並んでいます。

 女性なら大喜びしそうな物がたくさん売られている、つまり見るのに時間がかかります。(笑)なので・・・ご夫婦で蔵を訪れる方は、ご主人が日本酒の試飲を楽しんでいる間に奥様が蔵宗兵衛でお買い物、なんてスケジュールを工夫した方がいいかも。

ちなみにまりもままは、試飲もショッピングもどちらも未練があって時間がかかりそうでしたから取材スケジュールの都合上、かなり我慢しました。次回はあたしだけ蔵に置いて帰って~!と思っています。(笑)

詳細は、この中にある「蔵宗兵衛」のページをご覧ください。http://www.matsumidori.com/

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2006年12月21日 (木)

美の殿堂・笠間日動美術館

笹目宗兵衛商店さんのお話 11

 笠間日動美術館は、かなり作品の充実した美術館です。つまり小さい美術館のつもりで滞在時間が短い予定で訪れると残念な気持ちで帰ることになるので、ゆっくり時間をとって予定したほうがよいと思います。

昭和47年(1972)に日動画廊創業者によりゆかりの地、笠間に創設されたこの施設は、本館・東館・西館・野外彫刻庭園から成り、本館・西館は常設展示館として、当館所蔵の国内、外の名品、作家のパレットや自画像、アンティーク人形などが展示されています。

まりもままは、車で伺いましたが、かさま周遊バスを使えば美術館の前で下してくれます。館内の順路は、距離的には広くて足が疲れる人もいるかもしれませんが、表示が大変見やすく、ゆったりと散歩しながら眺めることができます。(休憩場所もいくつか点在しているので、休み休みのんびり回るのがおすすめです)

東館は企画展示館として、年間7~9回の展覧会を行っています。これまでに、「モネ展」「ルノワール展」「マチス展」「シャガール展」をはじめ多くの展覧会が開催されました。

常設は佐伯祐三、梅原竜三郎らの貴重な作品も展示され充実の内容です。すごく幅のある所蔵作品群だと思います。画家たちが使っていたパレットのコレクションも見どころですし、創立者である長谷川仁・林子夫妻の使っていた遺品も多く展示され、世界の芸術家たちと親交のあったご夫妻の暮らしぶりを知ることが出来ます。

ミュージアムショップも若手アーティストのデザインしたグッズなど、面白いものが沢山売られていて、見飽きません。

特にいいなあ、と私が思ったのは・・・野外彫刻庭園です。ここには日本を代表する作家の彫刻が20点、庭園の中に設置してあります。風にざわめく竹林の道を抜けて散策しつつ、それらの彫刻をのんびりと眺めて回っていると、平日の昼間だったせいでしょうか。笹の葉の落ちる音が聞こえてきそうに思うくらいの静寂を感じて、いい感じでした。作品の質は同等もしくはそれ以上でしょうけれど、格調高く、有名アーティストたちの名声が伝わってくるような敷居の高さを感じる銀座の日動画廊とはまた違った趣です。

この落ち着いた佇まいの美術館は、たくさんの旅行者をはじめ、多くの美術ファンに愛されており、年間数十万人の来館者があるそうです。

笠間日動美術館http://www.city.kasama.ibaraki.jp/Kankou/nitidou.htmlhttp://www.nichido-garo.co.jp/museum/

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2006年12月 4日 (月)

工芸の丘とレストラン「風の丘」

笹目宗兵衛商店さんのお話 10
工芸の丘と芸術の森陶芸体験が出来て、しかも美味しいレストランがある、というのでまりもままは「笠間工芸の丘」に行ってきました。
そのときは車でしたが、もしJR常磐線を利用するなら、周遊バスが便利です。「笠間市内観光周遊バス」は、レトロ調の赤くてかわいいデザイン。
友部→工芸の丘・陶芸美術館→笠間稲神社→笠間駅→春風萬里荘→やきもの通り→工芸の丘・陶芸美術館→友部駅間を無料で走ります。(JR友部駅の下り特急ダイヤに合わせて運行されています。)http://www1.ocn.ne.jp/~kasama/freebus.htm
「笠間工芸の丘」は、ひとことで言って、「素晴らしく眺めのよい場所」です。広々と見渡せる山と空。点在する陶器のオブジェたち。その空間の大きさに圧倒されて、丘の上にしばし佇むのですが、吹き渡る風の音や勢いにも驚かされてしまいます。これほど自然を体感できる場所は、自然豊かな地方の施設多しといえどもなかなか、ないのでは。
見渡す限りの芝の丘陵をひゅーひゅーと風が木々をなびかせ、大空を雲が流れてていく様はまるで西洋の絵本に出てくる世界みたい。何て言ったらいいのかな、「風」が主役、というのでしょうか。その丘にはさんで建っているのが、「陶芸美術館」。その1階にあるレストラン「風の丘」のご主人にお話をお聞きしてみると・・・
「ここは、風のとおり道なのです。この景色に見とれて長いこと一人でぼーっとしていらっしゃるお客さまもいらっしゃいますよ」
店内は大きなガラス窓いっぱいに先ほどの景色が広がり、本当にいい気持ち。コーヒーも美味しいけれど、丁寧に作られた和食(もちろん笠間焼きに盛り付けられています)が美味しい。ぜひまた行きたいです。
レストラン「風の丘」
この「笠間工芸の丘」は、笠間焼や稲田みかげ石を中心とした地場産業の振興と観光情報提供者等を目的として建設されました。笠間焼の制作体験ができる工房や制作研修館があります。また、陶芸品の常設展示や人間国宝展示室、映像を利用した笠間焼の歴史や観光情報の紹介、工芸品の販売コーナー(まりもままは、ここ大好き!もっとお買い物したかった~)、カフェラウンジもあります。
体験教室は「ろくろ」「手ひねり」「絵付け」の3コースから選べるそうです。手ひねりと絵付けは、1時間程度で出来ます。完成は1カ月後。焼きあがったら送ってもらえるそうですが、完成を待つ間、わくわくドキドキでするでしょうねえ。(参加するには予約が必要です。)
笠間工芸の丘/TEL0296-70-1313
http://www.kasama-crafthills.co.jp/top.html

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